こんにちは、ぶんかいです。
いつも何かに特化した内容というよりかは、ぶんかいが興味のあることを書いているこの分解ちゃんねるですが、
今回も突然の3Dプリンターのフィラメントをレビューさせていただきます!
と、言うのも
ある日、TwitterでNature3Dさまのこちらの投稿を目にしました。
そして、ぶんかいは、すぐさまNature3Dさまへご連絡し、フィラメントをご提供していただいたのでした。
フィラメント「LFY3M」がすぐに到着

今回はぶんかいが所有している他のフィラメントと比較して「LFY3M」の特徴をご紹介します。
使用するプリンターはFlash forge社の「Inventor2」

Inventor2の詳しいご紹介はまた別記事にて行おうと思いますが、この子もとてもおすすめで優秀なプリンターなのです!
とりま、結論から
記事が長くなる前に結論から。
めちゃくちゃ出力クオリティが高く、感動するほどの出力クオリティを見せてくれたフィラメントでした。
フィラメントが変わるだけでこんなに印刷のクオリティに影響がでるのか…
というのが「LFY3Mフィラメント」を使用しての正直な感想です。
他社のフィラメントとの比較!
フィラメントごとの出力結果を比較していきます。
え、ラフトが…
まさかのメインではなく、普通は捨ててしまうラフトに違いがでました笑
LFY3Mで出力した方はラフトからオブジェクトがちょっとの力で綺麗に、それはそれは綺麗に剥がれます。
そして力は必要ありません。ちょっと剥がそうとしてみるだけです。そうするととても心地の良い感触とともにぽろっとオブジェクトが取れます。
その証拠にLFY3Mのラフトにはオブジェクトの痕跡がまったくと言っていいほどありません。


これはラフト付きで印刷したことがある方はわかると思うのですが、ラフトって剥がしにくいんです。
しかも裏側にも違いがあります。


ちょっとマニアックすぎるんですが笑
よくみるとLFY3M側の方はラインがほぼ均等幅で出力されています。
これだけ安定して出力されるフィラメントってことですね、感動です。
エッジが綺麗すぎる
出力に使ったのはThingiVerseで見つけたこちらのデータ。
比較がしやすそうな、角ばったパズルのデータを出力してみました。


記事を書きながら、画像だと伝わりにくい…というのが正直なところですが、実物を手に取るとめちゃくちゃに差があります。
LFY3Mを使ったものは、ラフト同様、ラインがめちゃくちゃ安定していて、それは立体のオブジェクトでも健在。
よく見れば見るほど角や直線のエッジがとても綺麗に出力されます。(実物をお見せしたい。。。)


こちらもどちらも綺麗には出力されていますが、詳しく見るとやはり直線部や角が違いがでました。
今回のパズルなど精度が出ると良いものに関しては「LFY3Mフィラメント」を自身を持っておすすめします!
ぶんかい自身も、ここ一番の出力に関しては今後もLFY3Mを使うことにしました^^
LFY3Mでうまく出力できなかったもの
実はこれだけ精度が高いフィラメントでもうまく行かなかったものもありました。
画像のような強度が出にくい構造のデータです。(ただこれに関しては設定次第で解決するのかもしれません_ _)

このデータを3種類のフィラメントで出力した結果がこちら。






LFY3Mフィラメントは触るとすぐにわかるのですが、ギュッと粒子が詰まった感じで硬さがあるフィラメントです。
曲げてみると違いがよりわかるのですが、



他社のものは「ぐにぃ」と曲がって何度も折り曲げても粘りがあって折れないのですが、LFY3Mは少ししならせると「ぽきっ」と折れてしまう硬さを持っています。(個人的なイメージは石粉がギュッと凝縮されているような感じの素材感です)
なので「ぐにぃ」とした粘りのあるフィラメントのほうが今回の薄さや線を積層したようなデータの場合は剥がれや接合部の割れが起こりにくかったです。
最後に
エッジ部や直線部の造形の質を上げたい方にはおすすめできるフィラメントだと思います!
あと今回は記事に書いておりませんが、ご紹介したLFY3Mは「サクサク削れて接着できる」というのも売りにされております。
実際ヤスリをかけて見ましたが、他社製品が目詰まりをしてしまう感じなのに対して、確かにLFY3Mはサクサク削れる感覚でした。
ぶんかいは勝負所の出力には、LFY3Mフィラメントを使っていくことにしました笑
今回ご提供いただいた「LFY3M」はこちらからご購入、詳細が確認できます^^
フィラメント探しのご参考になれば幸いです!
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